ドラッグストアの化粧品担当というと、化粧品カウンターで接客をしているイメージが強いかもしれません。
しかし、少なくとも私の場合は、化粧品の接客だけをしていたわけではありませんでした。
私はドラッグストアの正社員として約5年間化粧品を担当していましたが、レジや品出し、前出し、医薬品対応なども行っていました。
さらに、店長代行になってからは日報や精算、スタッフへの指示出しなど、店舗運営に関わる業務も担当しています。
とはいえ、化粧品担当がどこまで一般業務をするのかは、会社や店舗、人員状況、雇用形態などによってかなり違います。
この記事では、正社員として化粧品を担当していた私の経験から、レジや品出しをどのくらいしていたのか、化粧品業務との両立で大変だったことなどを紹介します。
※本記事は私が勤務していた当時の経験をもとにしています。仕事内容や役割分担は会社・店舗・雇用形態などによって異なります。
ドラッグストアの化粧品担当でもレジ・品出しはする?
結論からいうと、私の場合はレジも品出しもしていました。
ただし、基本的には化粧品業務を優先してよい立場だったため、一日中レジに入ったり、一般商品の品出しばかりをしたりしていたわけではありません。
化粧品の接客中は基本的にレジ対応を免除されていました。
レジ当番に入るのも主に人員が不足しているときです。
品出しについても化粧品が中心でしたが、店内を見て紙製品や飲料などが減っていれば補充することもありました。
特に私は正社員だったため、「自分は化粧品担当だから」と化粧品売場だけを見ているわけにはいきません。
化粧品を販売しながら、店舗全体の状況も見て動く必要がありました。
化粧品担当として働いていた1日の流れ
勤務日の基本的な流れは、以下のようなものでした。
出勤・着替え・挨拶
↓
朝礼・申し送り(早番)または引き継ぎ(遅番)
↓
メールチェック
↓
化粧品業務・接客
↓
必要に応じてレジ応援・医薬品対応・品出し・前出しなど
もちろん、一日中この順番で進むわけではありません。
むしろドラッグストアでは、そのときの客数や売場の状況によって予定がどんどん変わります。
化粧品の仕事をしていたら医薬品対応で呼ばれたり、売場を見たら商品がスカスカで補充が必要だったり。
接客に入れば、予定していた作業が止まることもあります。
特に遅番では、20時を過ぎると化粧品の接客が期待しにくくなるため、ほかの業務に回ることが多くありました。
「今日は化粧品の仕事をここまで終わらせよう」と思っていても、そのとおりに進まない日は珍しくありませんでした。
化粧品担当がレジに入る頻度は?
私が働いていた店舗では、化粧品担当だからといって常にレジ当番に入るわけではありませんでした。
基本的には化粧品の接客や売場管理を優先し、レジの人員が足りないときなどに応援へ入ります。
また、お客様をカウンセリングしている最中は、基本的にレジ対応を免除されていました。
化粧品の接客では、肌悩みを聞いたり、商品を試してもらったりするため、ある程度まとまった時間が必要です。
途中で何度もレジへ呼ばれてしまえば、十分な接客ができません。
そのため、接客中は化粧品のお客様を優先できる環境でした。
一方で、接客をしていない時間までずっと化粧品カウンターにいるとは限りません。
店舗が忙しければ、化粧品担当もドラッグストアのスタッフの一人として動いていました。
化粧品以外の品出し・前出しもしていた
品出しは基本的に化粧品が中心でしたが、私は一般商品の補充もしていました。
特に早番では、食品や日配品などの品出しをすることもあります。
また、売場や倉庫の状況を見ながら、紙製品や飲料など、減りやすい商品の補充をすることもありました。
商品が棚の奥に下がっていれば前出しもします。
担当制で「今日はこの売場だけ」と完全に分かれていたわけではなかったため、店舗全体を見て必要なところに手を入れるイメージです。
本当は化粧品の仕事を進めたい。
でも、店内を歩いたら棚がスカスカ。
そんなときに「私は化粧品担当だから関係ない」と通り過ぎるわけにもいきません。
正社員として働く以上、化粧品売場だけでなく店舗全体を見る必要がありました。
棚替えや売場づくりも意外と大変
ドラッグストアでは、商品の入れ替えなどに合わせて棚替えも行います。
私は基本的に化粧品の棚替えを担当していましたが、店舗によってはほかの売場の棚替えをすることもありました。
棚替えは、売場によって違った大変さがあります。
シャンプーや洗剤などは商品や棚が重く、体力を使います。
一方、歯ブラシやカミソリなどは商品が細かく、並べ替えるだけでも時間がかかります。
そして、化粧品は化粧品で楽ではありません。
専用の什器やパーツを組み立てる作業などもあり、細かい作業が多いため意外と時間がかかります。
さらに、通常の棚だけではなく、エンドなどのプロモーション売場も定期的に変更していました。
私が働いていた環境では、月に一度程度は変更する機会があり、作った売場の反応が悪ければ再び変更することも。
売場は一度作ったら終わりではなく、売上を見ながら調整していく必要があります。
化粧品の仕事をしたくてもできない日がある
正社員の化粧品担当として個人的に大変だったのが、化粧品の仕事だけに集中できないことです。
化粧品の発注や売場づくりを進めたいのに、一般売場の商品が減っている。
化粧品の作業を始めたら、医薬品の接客で呼ばれる。
戻ってきたところでお客様から声をかけられ、長時間の接客になる。
そうしているうちに一日が終わってしまうこともありました。
私は登録販売者でもあったため、医薬品の対応が必要になれば化粧品売場を離れることもあります。
化粧品担当と登録販売者、さらに正社員としての店舗業務。
それぞれ必要な仕事ですが、時間は限られています。
「化粧品の仕事を進めたいのに、全然進まない」というもどかしさを感じることはよくありました。
正社員の化粧品担当は「何を優先するか」が難しい
化粧品担当として働いていて特に難しいと感じたのが、仕事の優先順位です。
化粧品の売上を考えれば、カウンセリングや売場づくりに時間を使いたい。
しかし、正社員としては店舗全体の状況も無視できません。
レジが混んでいれば応援が必要ですし、売場がスカスカなら補充も必要です。
医薬品対応で呼ばれれば、登録販売者として対応する必要もあります。
さらに、店長代行になってからは日報や精算、スタッフへの指示出しなどの業務も加わりました。
すべてを完璧にこなすのは難しく、その日の人員や客数、売場の状況を見ながら「今は何を優先するべきか」を判断する必要があります。
そして、このバランスが人間関係の難しさにつながることもありました。
化粧品の接客を優先すれば、一般スタッフからは「レジや品出しに入ってくれない」と思われることがあります。
反対に店舗業務を優先すれば、化粧品担当者から「化粧品の仕事をしてほしい」と思われることもあります。
どちらかだけを優先すればよいわけではないため、かなり周囲の状況を見ながら働いていました。
パートと正社員でも仕事内容は違った
私が働いていた環境では、同じ化粧品担当でも正社員とパートでは仕事内容に違いがありました。
パートの化粧品担当は、化粧品の接客や売場管理など、比較的化粧品に集中して働くケースが多くありました。
品出しも化粧品が中心で、必要に応じてレジに入ることがあります。
一方、正社員は化粧品担当であると同時に、店舗を運営する社員でもあります。
そのため、化粧品だけを見ていればよいわけではありませんでした。
私は比較的早い段階で店長代行も経験したため、スタッフへの指示出しや精算などの社員業務も行っていました。
「化粧品担当として働きたい」と考えている場合でも、正社員なのかパートなのかによって実際の働き方はかなり変わる可能性があります。
求人を見るときは「化粧品担当」という言葉だけでなく、化粧品以外にどのような業務を担当するのかも確認しておくとよいでしょう。
まとめ|化粧品担当でもレジや品出しをすることはある
ドラッグストアの化粧品担当でも、レジや品出しなどをすることはあります。
私の場合、基本的には化粧品業務を優先していましたが、レジの人員が不足すれば応援に入り、売場の商品が減っていれば品出しや前出しもしていました。
さらに登録販売者として医薬品対応を行い、店長代行になってからは日報や精算、スタッフへの指示出しなども担当しています。
特に正社員の場合は、化粧品担当であっても店舗全体を見る必要があります。
実際に働いて感じたのは、「化粧品担当=一日中化粧品を接客する仕事」ではないということです。
化粧品の接客や売場づくりをしながら、その日の状況に応じてさまざまな業務に対応する。
それが、私が経験したドラッグストアの化粧品担当の働き方でした。
化粧品担当の仕事内容や、売上目標など「きつい」と感じた部分については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「これだけいろいろな仕事をするなら、自分にできるかな」と不安な方は、化粧品担当の向き・不向きについて書いたこちらの記事も参考にしてみてください。

